お知らせ

巨大パラボラッチョがやってきました!

お知らせ2018.05.07

巨大!パラボラッチョ ケイバ・インシグニスCeiba insignis
ワコーパレット代表取締役の羽山謙造氏が大阪市に寄贈、プラントハンターの西畠清順氏(そら植物園 代表)植え込み>

アルゼンチンの乾燥林より導入のアオイ科ケイバ・インシグニスは現在直径1.5m、重さ3トンで、2014年に日本へ空輸で2株輸入されたうちの1株です。 すぐ近くで展示しているトックリキワタCeiba speciosaの近縁種です。インシグニスはトックリキワタ(スペキオサ)と異なり、より太りやすい体質をもっています。また寒さにもやや強いです。そして花は径約10cm、5弁、クリーム~黄色で冬の夕刻に咲きます。花にはコウモリなど夜行性生物が訪れ、花粉を運搬します。
パラボラッチョはスペイン語で「酔っ払いの木」を意味します。語源の一説には、アルゼンチン北部の先住民が、「パラボラッチョの材のお椀で発酵させてお酒をつくった」というのがあります。「お酒好きの肥満」の説もあり真相は不明です。
アルゼンチンでの状況は、NHKが取材を行い、2015年3月「NHKスペシャル」で放映されました。幹の太さが迫ってきて、親しみというよりは異次元の世界に引き込まれます。現在ケイバ属(Genus Ceiba)は17種に分類されていますが、その不思議な形状から自生地で生活をしていたマヤの人たちには天と地中をつなぐ植物として特別扱いされてきました。しかし、現在ではプランテーションの範囲が広がり経済活動のために伐採が進んでいる話も現地から伝わってきます。(2018年4月23日植え付け)



寄贈:㈱ワコーパレット→詳しくはこちら


監修:そら植物園㈱→詳しくはこちら

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