館長の部屋

8月は研修、勉強、研修

2012.09.13

咲くやこの花館の大事な役割のひとつに「教育の場づくり」があります。英国王立キュー植物園に留学中は多くの子供たちが先生に連れられて分類順に植栽されているオーダーベッド(分類別花壇)を回る光景によく出会い羨ましく思っていました。子供向きのプログラムはキューでは地球の誕生からコケ、シダの誕生へのジオラマ、同じくイギリスの新しい植物園エデンプロジェクトでは、植物がどう役立っているかの植物を使っての紹介、ニューヨーク植物園の子供のためのキッチンガーデン、何れも魅力あるものです。咲くやこの花館でも、これ以上の価値あるものを目指しているのですが、「笛吹けど踊らず」ではありませんが、空回り状態がよくありました。

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 Pictorial book_s今年の8月は、幸いにも大阪市内の小学校との連携がスムースにいき、多くの熱心な子供さんと一緒 に勉強のできる機会が与えられました。「君だけの図鑑を作ろう!」は5日間で75組の子供さんが参加、係員の指導の下、館内の興味深い植物たちを観察し、 自分だけの図鑑作りに取り組まれておられました。 中には咲くやこの花館で学んでから、白馬岳に登りその際の写真や標本の同定に再度、当館を訪ねてみえた家族もありました。

 食虫植物観察教室は32組の募集に150組以上の方々からお問い合わせをいただき、また子供対象の「野菜の種まきから収穫」もすぐに定員がいっぱいになり、募集もれの皆さまには誠に申し訳ありませんでした。次回は改善させていただきます。

 一方、近隣の小学校の新任教職員の2名の方にも3日間、栽培法をはじめ研修に加わっていただき、植物のエクスパート役を演じていただける事になりましたし、遠足での、植物園に対する希望などもお聞きできました。

kensyu_1また、学芸員資格取得のための博物館学実習の大学生受け入れも行い、植物園での多岐にわたる仕事を理解いただきました。 暑い8月でしたが、教育月間のような慌ただしさの中に、将来を担う方々と各持ち場で、時間を共有できたこと感謝したいと思います。

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