マダガスカル原産の7種のバオバブの中でもとりわけ花の美しさと、ドラマティックな開花の様子に感動を覚えるフニーバオ バブが、8月13日に3輪開花しました。今年は全部で27個の蕾がつきました。19時30分頃に棒状の蕾の先端から割れはじめ、約20分あまりでハイビス カスのような美しい花を咲かせました。事前予約をいただいた方には各回20名様で観察して頂いてます。今年分は8月11日で申し込みが終了いたしました が、来年も機会をみてこの夜の開花ショーをご覧いただけたらと思います。当館のフニーバオバブは日本唯一の開花株です。夜に咲きますが、翌日午前中はま で、美しい花をお楽しみいただけます。午後になると乾燥や高温で徐々にやつれていきます。開花状況はHP上で案内させていただきます。NHK番組「ホット スポット」用にも収録された人気者のこのバオバブの花をぜひお楽しみ下さい。 この「フニーバオバブ開花観賞会xナイトツアー」では、館内で夜にすがたを変える植物もご紹介しています。夜咲きのサガリバナ、オオオニバス類、夜咲き熱 帯スイレン、葉を閉じるアメリカネム、カリアンドラなどのツアーを楽しんで頂いてます。
咲くやこの花館は、食虫植物展、夏休み自由研究プログラムの一環で「君だけの図鑑を作ろう」、クイズラリー、スケッチコ ンクールと家族連れの皆さんを中心に賑わっています。 世界各地の食虫植物展示は近隣の山に見られるモウセンゴケから始まり、熱帯アジアの低地から高地のネペンテス(ウツボカズラ)、ギアナ高地のヘリアンフォ ラ、カリフォルニアのコブラリリー、オーストラリアのセファローツス(フクロユキノシタ)まで50種類以上が見られます。立派な捕虫袋や粘着力のある葉、すばやい動きの捕虫葉など驚きの声が絶えません。
主なる展示はクールスポットの高山植物室、フラワーホールなどで快適です。当館での「食虫植物観察教室」 は合計4回、64名のみなさんが参加してくださり、定員を昨年の2倍にさせていただきましたが、予約申込がすぐに定員に達してしまいました。より多くのみ なさんにご参加いただけるように、来年も再度、受け入れる人数の見直しを行う予定です。この夏はイオンモール鶴見緑地、リゾ鳴尾浜(西宮市)で、「お出か け食虫植物観察教室」を6回行い150名以上の方のご参加をいただきました。 暑い毎日ですが、それでも植物は元気に育っています。少しでも多くの皆様に自然、植物との出会いの場として、咲くやこの花館をご利用いただけたらと思いま す。