今年もハスの季節となりました大賀バス、孫文蓮、ネール蓮など作出背景にストーリーあるものから、アメリカのキバナバス の系統、黒龍江の系統、カスピ海の系統、オーストラリア産(ロータスガーデンにて)など普段、目にする機会がないものも展示され、ハスの愛好家で賑わって います。
毎年冬の寒い時期にハスの栽培担当者が200鉢以上植えかえを行い大切に育ててきたものです。ハスを愛好される方でも、思わずしり込みをしてしまう、泥と 冷たい水との戦い、その結果、こんなにも多くの変化に富んだ品種が次々と楽しめます。ハスの花は早朝に音もなく開花、多くのものは約4日間咲いています が、見頃は2日目の花でしょうか?今年は午前7時からの早朝開館を4日間行います。今年は碗蓮を除くすべての品種に簡単な解説と植物写真家の倉下氏の写真 を掲載したキャプションを設置しました。そのハスがもつストーリーにも興味を持っていただけたらと思います。目前でハスを楽しめる機会は少ないと思いま す。ぜひご利用下さい。花蓮展は7月28日(日)まで開催します。
土橋氏は数多くの図鑑などを出版されているので植物愛好家の方ならどこかでご覧になられているはずです。当館の図書コーナーでもラン、観葉植物、果物、植 物用語など多くの本が並びます。土橋氏は京都府立植物園で仕事をされ現在甲子園短期大学教授をされています。花切手にも詳しく、2年前の「世界の花切手 展」では当館の塾で講師もして頂きました。氏は今年4月に文一総合出版から『熱帯の花』(1600円+税)を出版されました。この本には咲くやこの花館の 花も多く掲載されていて、とても便利なハンディタイプのものです。今回土橋氏の写真作品20点を2階回廊にて7月5日~9月1日まで展示させていただきま す。ぜひご覧下さい。