2月24日(金)から始まった恒例の春の先駆けとも言うべき展示即売会、2005年3月1日に第一回を京都府立植物園、花の文化園と共に始めましたが今年は12年目を迎えます。東京の横山園芸からはプチドールをはじめとしたクリスマスローズ、各種原種シクラメンも多種類販売されていますが、英国シクラメン協会日本支部の会員が栽培などの手ほどきも行なっております。山梨のミヨシはクローンによる組織培養で増殖されたクリスマスローズ販売や、ペレニュアル(宿根草)販売で有名ですが、こちらのブースもあります。横山園芸のクリスマスローズが実生によるのとは対象的です。愛知県稲沢の石黒紅葉園からは若夫婦がお見えで、クリスマスローズ他、ツバキなどの苗木、球根類と普段入手のしにくい植物を実生、接ぎ木などの技術で増殖、時代を超えて花好きの夢を適えてくれています。宝塚山本の陽春園植物場からは選りすぐりのクリスマスローズの他に、宿根草などの花壇苗を揃えています。西宮の船坂農園は山野草、伝統園芸植物などのベテラン、池田真樹氏がこだわりで集め育て山野草が所狭しと展示されています。八重咲きなどのミスミソウなど一足早い春が訪れています。それぞれのブースで専門家のアドバイスが受けれるのも楽しみのひとつです。25日には横山直樹氏による咲くや塾「原種シクラメンとクリスマスローズの魅力」も楽しみです。会期は2月26日の日曜日までです。同日までフラワーホールで「カカオとコーヒー展」も開催されています。カカオのたわわに実る風景、その原料から食べたり飲んだりできるまでの紹介など、1日3回(11:45、13:45、15:45〜各回約15分)のニブスの試食を伴うライブ解説も楽しめます。これを機会に季節の先取りそして各地からの出展、ぜひご来館いただけたらと思います。遠方からも駆けつけていただいた出展者の方々にも感謝いたします。