今年は大阪のサクラの開花が遅く、チューリップとともに楽しめる年になりました。チューリップといえば咲くやこの花館の高山植物室や周囲には野生のチューリップのツリパ・クリサンタなどが賑やかに、メディタレニアンガーデン(地中海式気候の植物を主に栽培)ではイラン原産のツリパ・クルシアナの系統の花が数百輪咲いています。葉の周囲は波打、花も上品でレディズチューリップの英名をもちます。鶴見緑地のオランダ庭園や風車の丘でもチューリップの群生が楽しめます。
一方屋外ロータリーではハンギングバスケット展が4月23日迄開催されています。70点あまりの作品はレベルの高いものばかりです。鳥取県をはじめ遠方からもご参加いただき有り難うございました。4月11日に小雨の中3人の先生と審査をさせて頂きましたが、材料にも工夫をされ無理のない植え込み、そして控えめな色合いなど50回目を迎え、世界の最先端を行く作品づくりへと向かっているように思えます。
愛らしい花を咲かすイカリソウ類(Epimedium)は日本、中国が主なる産地です。現在高山植物室で中国産イカリソウの展示コーナーを設けています。4月22日(土)、23日(日)がイカリソウ展です。昨年も50(品)種を越える展示が行なえましたが、これは中国植物研究家の荻巣樹徳氏の何度にも及ぶ調査や導入そして栽培、育種家の池田真樹氏のお陰です。
エピメディウム・レプトリズム Epimedium leptorrhizum
