名誉館長の部屋

全国ハンギングマスター会開催

2017.10.03

咲くやこの花館では10月9日までの予定で「ハンギングバスケット&コンテナーガーデンショウ」が(一社)日本ハンギングバスケット協会<JHBS>の皆様の創意工夫により開催されています。期間半ばの10月2日、JHBSの会員2000名のうちマスター資格所有者のマスター会が開催されました。全国各地から集合されましたマスターそして来賓の皆様約300名でフラワーホールは埋まりました。挨拶のあとスタディーツアーが行われ、ショウの作品制作者からの解説を受けました。舞台、ショーケースなど前面に植物を目立たせたい場合に役立つ近日発売予定の傾斜コンテナーの紹介がありました。また額縁寄せ植えでは鑑賞者の視角を考慮して額縁のサイズを変化させたり、正方形にしたりと心理的な面まで考慮、額縁の材もアカマツ、キリと耐久性、重量まで研究されているグループもありそのパッションを参加者全員が共有しました。これらの工夫の結晶は9日まで展示しています。スタディの時間は「英国のガーデンの近況」をJHBS理事で岐阜県立国際アカデミーの上田善弘学長が、「世界の野草と英国、日本への園芸への連なり」を私が紹介させていただきました。その中には今回のご来賓で、便利なスリット式ハンギングバスケット開発者の伊藤商事の伊藤孝巳氏の紹介もさせて戴きました。1991年、伊藤氏開発のバスケット市販化が始まるや、氏のご協力により咲くやこの花館で第1回目の展示会を迎えました。土のない町中でも楽しめる栽培法、当館も共に歩み、2017年には50回目の展示会を迎えました。

そして6時間半に及ぶマスター会は次回開催の北海道のメンバーにバトンが渡されました。

なお私のレクチャーは後日咲くや塾で紹介させていただく予定です。

日本ハンギングバスケット協会のマスター会

会風景
傾斜コンテナー
スタディツアー

作品

金属ダクト利用おハンギング
植木鉢用トレーを使った壁面花壇
サイズを調整した額縁型プランタ

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