名誉館長の部屋

阪急うめだ本店に花園が

2018.01.11

1月10日に始まった、春の花を楽しむ「ケイ山田の英国式ガーデニングライフ」は入場者で賑わっています。15日18時までの会期ですが、日替わりで毎日ガーデニングセミナー、デモンストレーション、寄せ植え講座が開催されます。主催はバラクライングリッシュガーデンで、そこのケイ山田さんのガーデン「フェアリーパーティ」で一足早い春がやってきました。プラス、ケイ山田さんの全国各地からのお弟子さんの作品、大型の寄せ植えが所狭しと会場を彩ります。そして咲くやこの花館のブースは大階段前のよく目立つ場所を提供してもらいました。そこには、原点に返り、当館で栽培している山野草、食虫植物、乾燥地植物で温室がなくても育つが、夏はイギリスのように涼しさがなければ枯れてしまうような、イギリス人好みの植物の数々を用意しました。(写真)今年のイギリスからのスペシャルゲストはマイケル ペリー氏で初対面でした。彼は今イギリスを代表する園芸家として人気があります。Mr Plant Geekの代表者ですが、日本語では植物オタク男子とでもいうのでしょうが、変わり者的な意味合いもあり、日本でも、特に関西では変わり者扱いされるのが一人前になった証か、植物関係者が集まると、このような言葉が喜びに近い笑いで終わることがよくあります。マイケルさんに咲くやのブースを紹介すると、これメルテンシア(エゾルリソウ)、ドデカテオン、フィテウマなどと学名で名前を当てました。背後に展示していたヒガンバナ科のボーホネは何物かという話に。以前はブーファンと言ってたがと説明しても気になるらしく、スマホでチェックを始めました。B-O-O-P-H-O-N-E, Wowこんな花が、見事に咲くんだねとしきりに感心、これで準備をしてきた疲れが吹っ飛びました。そしてGEEKが頭の中をかすめました。

15日(月)の「ガーデニング 英国と日本の出会い」のセミナーは私の担当です。また咲くやこの花館のブースではアテンダント、職員が毎日交代で展示品や当館の紹介にあたります。これも日ごろのツアーなどの勉強になればとの願いもあります。ぜひお出かけください。

阪急うめだ本店

ケイ山田さんの「フェアリーパーティー」
バラクライングリッシュガーデン展示品ツアー風景

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