館長の部屋

子供たちもうっとり昆虫先生

2018.03.03

昨年の夏休みにカマキリとの付き合い方(7月)、アゲハチョウの飼育(8月)で始まった昆虫教室は大人気で終了しました。2018年はほぼ毎月開催の予定です。前箕面公園昆虫館館長の久留飛克明氏や同僚の渡部宏氏、古橋紀子さん等専門家で構成されている非営利団体昆虫科学教育館のパワーで昆虫、そして私たちが植物、自然全体へと世界を広げていきます。

一回目は1月14日に開催されました。参加されたのは小学校低学年が中心で、思ったより若い方々で、久留飛氏のお話は急遽子供向け、保護者向けの2チャンネルで行われ、昆虫の絵を見ながら基本的な確認がなされました。親子で楽しめる2度おいしい教室でした。カリキュラムは3部構成で、①座学②屋外での観察③工作からなっています。咲くやこの花館の外部庭園には蝶の食草でもるカンキツ類、エノキ、ハギ、コデマリ、ホトトギスなどを育てています。大阪市内でもゴマダラチョウ、ホシミスジ、アゲハ、キアゲハ、ナガサキアゲハ、ヒメアカタテハ、ヒオドシチョウ、ルリタテハ、ツマグロヒョウモンなど食草と蜜源のある場所では観察できます。親子連れは寒さも忘れて、昆虫探しに夢中になり始めました。葉の裏を見る、石を動かす、多くの目で役立つ広場をチェックしていくと、本来はカンキツ類から離れて蛹になるナガサキアゲハがカンキツの枝に蛹で、小屋の屋根にはカマキリの卵がいくつも見られました。そして次は工作の時間に、好みの昆虫の絵を描き、アクセサリーを作るプラバン作りにエネルギーを注ぎました。皆さん昆虫づくしの一日を過ごされました。終了後も、先生の周りを離れないで昆虫を観察したり質問をしたりとその磁力はしばらく続きました。私も、小学生~高校生時代は蝶を追い近隣の山から高山帯まで出かけていましたが、近所の宝塚植物園内の昆虫館に足しげく通い、館長で学芸員の福貴正三氏の指導を受けました。いつも近道の裏口から入れて貰っていましたが、昆虫好きの手塚治虫氏も同じ道を出入りされていたのを後日知りました。

鶴見緑地は緑の少ない都会の中にあって人工的な緑ではあるものの、大切な場所として活用していただくため、植物と昆虫の出会いの場を構築中です。ぜひ、子供のころから自然の恵みを感謝しながら日々が送れるように、その第一歩としてご参加いただけたらと思います。開催予定は3月25日、4月8日、5月27日、6月3日です。詳細はHPのイベント情報をご覧ください。

昆虫のはなしに盛り上がる

昆虫先生の話は親子用の2ch
屋外ではナガサキアゲハの蛹も、卵50個に1匹程度の生き残り
よく見るとカマキリの卵

90分の楽しい時間が続く

プラバン作りの下絵
プラバン完成
昆虫先生や昆虫から離れ難し

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