館長の部屋

青いケシの花もごらんいただけます。

2018.04.12

 

 

咲くやこの花館では長年メコノプシス(青いケシの仲間)を栽培展示してきていますが、この1,2年うどん粉病と呼ばれる菌による被害を受けてきました。以前にも一度被害が出て、冷房室内が汚染され栽培が困難となりました。今回は被害の少ない屋外で開花をさせました。本日一年ぶりに開花したのはメコノプシス‘シェルドニー’(Meconopsis  x  sheldonii)と呼ばれるメコノプシス・グランディス(Meconopsis grandis)とメコノプシス・ベイレイ 旧:ベトニキフォリアと(M.baileyi  =betonicifolia)の雑種です。この雑種はグランディスとベイレイの中間的なものから、ベイレイよりのものなどさまざまな形態のものが出現します。今回のものはベイレイ10%、グランディス90%で葉が根出葉で花の色がほぼグランディスと思ってよいものです。当館ではブータン、チベット、雲南、四川で採種したメコノプシスを何度も育苗してきていますが、ワイルドそのもので難しいものが多く、時折しか展示できていません。雑種化すると各個体のもつバイタリティを併せ持つ個体も生じ、生き残った個体には栽培しやすい系統のものも出現します。久しぶりの開花となりましたがお楽しみ下さい。(写真:青いケシ、メコノプシス’シエルドニー’ 白いシャクナゲは葉が巨大になるので有名なロードデンドロン・シノグランデRhododendron sinogrande)

また、四川省などの涼しい山地に見られるハンカチノキが苞を展開しはじめ花が見えてきました。4月20日頃には白い苞を目立たせるでしょう。

イカリソウの仲間も中国産を中心に多数開花しています。花色も白、黄、赤紫など花のサイズも様々です。花の時期はあまり長くはありません  が、種類により葉の形も異なり、寒い時期には赤く紅葉する種類も多く、一年中楽しめます。

イカリソウの野生種から一部選別品、交配品など数十(品)種を集めた展示会や販売会「イカリソウ展」が、4月21~22日に開催されます。これだけ多種類のイカリソウがご覧いただける背景には、中国の植物研究家で世界的に有名な荻巣樹徳氏の植物提供など恵まれた状況があります。また、イカリソウの詳細が分かる「世界のイカリソウを知る、上手に育てる」は22日に開催されます。

「春のハンギングバスケット展」が4月22日までの予定で開催されています。いつものようにお洒落な作品で会場を飾らせて貰っています。1991年11月以来開催してきていますが、使用材料の変化も大きく、最近気が付くのが、パステルカラーや古色調の品種改良が進んでいることです。オステオスペルマム、バーベナ、ビオラ、ペチュニアなど徐々に範囲が広がっています。こんなお洒落な花によく品種改良できたなあと驚かされることが少なくありません。

「サボテン&多肉植物展」も開催中ですが、4月14,15日には今人気のサボテンや多肉植物の展示販売が大々的に行われます。又とない機会をお見逃しなく。

館内各所が花園になっています。ぜひお出かけ下さい。

 

ハンカチノキの苞が展開、やがて白いハンカチに
中国産のイカリソウがを多種類育てています
中国産イカリソウのエピメディウム・ラティセパルムEpimedium latisepalum

世界の花が楽しめます。

ハンギングバスケットで目立つお洒落なオステオスペルムム(マム)Osteospermum
オステオスペルムム(オステオスペルマム)
バニラ(ラン科/つる性)の花も沢山ついています。

季節の花も次々と

ユキモチソウもユニークな姿を、栄養状態が良いと雌株に、良くないと雄株に性転換をします。
日本各地の野生のサクラソウも次々と開花
サボテンも展示場所がないほど多種類が開花しています。

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