<写真上 シクラメン・コウム(トルコ原産、栽培状態 写真下 シクラメン・ヘデリフォリウム (トルコ~フランスの地中海沿岸 栽培状態>
中近東、ヨーロッパ南部、アフリカ北部に分布をする24種あまりのシクラメン、その可愛らしさには花好きならずと目がとまります。2月13日~18日まで、大丸神戸店のバラクラスプリングフラワーショーの入口に咲くやこの花館コーナーとして、野生のスイセンのナルキッスス・ロミエウクシ、青いケシなどの山野草の中にあって注目されたのが、シクラメン・コウムの群生でした。ご来店の皆さんにご紹介すると、口をそろえて販売のお問い合わせが帰ってきました。2月22日~24日の咲くやこの花館での「クリスマスローズ、原種シクラメン、山野草展示販売会へ出かけよう」のお返事もいただきました。
シクラメンと言えば、大輪の花を長期間咲かせるシクラメン・ペルシクムの系統の鉢物が一般的です。同じ系統のガーデンシクラメンと称する小型種も庭植えなどにされることがありますが、寒さでは傷むことがあります。ペルシクムは本来夏眠状態で、水を与えないで夏を越させるのが自然ですが、失敗するケースが多く消耗品的な植物ともなっています。しかし24種あまりの原種の中には丈夫で長生き、100年以上育てられる種類もあります。しかも花後できる種子を播くと、愛らしい肌色の赤ちゃん球根が地表にできます。種子を放置すると、種子にエライオソーム(脂肪酸、アミノ酸、糖からなる化学物質からなる)がついているのでアリが来て運びます。知らない場所での種子発芽、開花と驚かされることもあります。栽培は水はけのよい場所を選びます。当館でも棚下の砂利に落ちた種子が勝手に育ち、棚上の育てている鉢植えより大きな球根になっていることがあり係員と苦笑したこともあります。
<ギリシアクレタ島のシクラメン。クレティクムの自生地と球根、
親株になると球根は深さ20~30cmに潜りこみます>
秋咲きのシクラメン・ヘデリフォリウム(ヘデラの葉という意味で、葉がヘデラ・ヘリックスに似ています。-20~40℃)、2月頃に咲くシクラメン・コウム(-20~40℃)、秋咲きのシクラメン・グラエクム(-4~35℃)などは丈夫な代表です。例年展示販売されているのは前記種のほかにアフリカヌム、アルピヌム、キリキウム、キプリウム、コンフスム、エレガンス、インタミナツム、リバノティクム、ミラビレ、ペルシクム、スードイベリクム、プルプラッケンス、レパンドゥム、ロフルフシアヌムなど、そして葉の斑や葉色の変化のある品種など一見の価値ありです。この横山園芸、英国シクラメン協会日本支部の展示販売では、シクラメン専門家もお待ちしています。また、23日には横山直樹氏のクリスマスローズやシクラメンに関する咲くや塾もあります。
この他に、ヘレボルス(クリスマスローズ類)は実生株やメリクロン株を横山園芸(東京)、陽春園植物場(兵庫)、ミヨシ(山梨)、石黒紅葉園(愛知)により届きます。山野草は船坂農園(兵庫)、石黒紅葉園、茶花、樹木は石黒紅葉園によります。
普段入手が難しい植物との出会い、栽培への近道としても、専門家の揃った会場へのお出かけをお待ちしています。
秋咲きのシクラメン・ヘデリフォリウム(ヘデラの葉という意味で、葉がヘデラ・ヘリックスに似ています。-20~40℃)、2月頃に咲くシクラメン・コウム(-20~40℃)
、秋咲きのシクラメン・グラエクム(-4~35℃)などは丈夫な代表です。例年展示販売されているのは前記種のほかにアフリカヌム、アルピヌム、キリキウム、キプリウム、コンフスム、エレガンス、インタミナツム、リバノティクム、ミラビレ、ペルシクム、スードイベリクム、プルプラッケンス、レパンドゥム、ロフルフシアヌムなど、そして葉の斑や葉色の変化のある品種など一見の価値ありです。この横山園芸、英国シクラメン協会日本支部の展示販売では、シクラメンの専門家もお待ちしています。また、23日には横山直樹氏のクリスマスローズやシクラメンに関する咲くや塾もあります。
この他に、ヘレボルス(クリスマスローズ類)は実生株やメリクロン株を横山園芸(東京)、陽春園植物場(兵庫)、ミヨシ(山梨)、石黒紅葉園(愛知)により届きます。山野草は船坂農園(兵庫)、石黒紅葉園、茶花、樹木は石黒紅葉園によります。
普段入手が難しい植物との出会い、栽培への近道としても、専門家の揃った会場へのお出かけをお待ちしています。
<上段写真 実生で殖えた苗 写真下段 種子から変身する>
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