バラの魅力は花色の豊富なこと、花形や花のサイズも様々、そして香りも魅力のひとつです。これらエッセンスを集約させたのが、大阪ばら祭り2019です。
2019.05.11
バラの魅力は花色の豊富なこと、花形や花のサイズも様々、そして香りも魅力のひとつです。これらエッセンスを集約させたのが、大阪ばら祭り2019です。
*当館で集めた約30種の野生バラ紹介(期間終了後も開花株を高山植物室付近に展示)
*パステル調を基軸としたお洒落なバラの切り花によるデコレーション
*香りバラの紹介
*関西バラ会のメンバーによるガーデンローズ切り花コンペ及び展示*宝塚山本の確実園(薔薇園)のベテラン前野義博氏による咲くや塾「失敗しないバラづくり」(盛況の内終了)
その上鶴見緑地ではバラ園も楽しめます。それではバラ関連の一部を紹介させて貰います。
野生バラは北半球に150種余りが分布しています。野生のバラは突然変異などでなければ花は一重咲きで色も単純なものです。そして一季咲きです。ただ、四川等で栽培品の中に、冷涼地では春~秋の三季に咲き、日本のような暑い地域では春、秋の二季咲くコウシンバラ(ロサ・キネンシス)系のいわゆる四季咲バラができたとされます。約700年前です。この他に雲南に自生するロサ・ギガンテア、花に紅茶の香りがあるのでティーロズと呼ばれるものも欧州に紹介されました。この他香りのよい種類、黄色の美しい種類などが品種改良に使われ始め、バラの世界は賑やかになり始めました。このようなバラは当館の高山植物室周囲でバラ祭以降も展示しておりますのでぜひご覧ください。
大阪ばら祭2019で展示協力いただいています「おくだばらえん」は京都の伏見の温室で水耕栽培によりバラを育てられています。パステル調のやさしい色合いの花を好んで栽培されており品種名のないものもあります。農薬を使わないで栽培を続けられています。
山川ばら園は岐阜県でバラの生産育苗をされていて、その苗は「おくだばらえん」でも栽培されています。
今回、その素晴らしいバラをバラ展で販売もしています。
「國枝バラ園」は琵琶湖に近い守山市でバラの生産をされています。1棟の広さとしては国内最大の18、720㎡(因みに咲くやこの花館の大温室総面積は4,745㎡)の新しい温室を2017年1月に完成させました。コンピューターで温度、湿度、日射量などをコントロールする世界最先端のシステムになっています。ここでも農薬を使われないで、天敵を利用したものとなっています。今回は香りのよいバラ「ブランシュネージュ」を使わせて貰いました。