名誉館長の部屋

マイスタイルで咲くやこの花館へ

2020.01.04

あけましておめでとうございます。

今年も元気に育つ世界の植物をご覧いただくとともに、

数々の心に残る素敵な催し物を開催させていただきます。

第一弾は1月5日から始まる「きのこ展」です。2019年に引き続き続き2回目の展示会、前回を上回るきのこ関係者に集合していただきます。

お楽しみに。

2019年、咲くやこの花館を色々なスタイルでお楽しみ戴きました。

海外からの植物ファンにもよくご利用頂いています。熱心に植物をご覧いただいている皆様に、できるだけご希望にお答えできるようにお声がけもしています。多くの方は、大規模の温室に憧れ、自宅の近隣にも咲くやこの花館のようなものがあればとの声をお聞ききします。そして元気に育つ植物たちを気に入って頂いています。北アイルランドの首府ベルファストに住むバンゴール ノルソン氏は自宅、ラオスそして咲くやこの花館と訪ねて回られています。咲くやこの花館の屋内外に育つヤシは特にお気に入りです。ベルファストの自宅でも育てられているヤシ育ち方が良くないとこぼされます。緯度的にはイギリスより北で寒そうですが、意外なことにメキシコからの暖流のお陰で、冬はロンドンより暖かく、東京辺りと変わりません。夏は涼しくて過ごしやすく羨ましくも思います。ただクロツグ、ヤタイヤシなども育ててられますが、北アイルランドでは夏の暑さが足りないのが、育ち方に影響しているようです。

フランスからの女学生のリザ ベルゲさんは、絵を学ばれていますが、その練習に花を沢山描かれています。日本旅行中に当館が気に入られ、今日も一日咲くやこの花館で花のデッサンをすると頑張られました。

「大きくなったら咲くやこの花館で仕事をしたいですが、どうしたら良いのでしょうか?」と小学校低学年のお嬢さんからの有難い質問もありました。「昆虫博士になりたいですが」と男の子、みんな真剣です。少しでも生き物に、そして地球のあるべき姿に興味を持って貰いたい、多くの方から有難い反応が返ってきています。

12月には秋篠宮殿下も3年前からのお声がけが実ったのか、23年振りに5度目のご来館を頂きました。ご自宅でも巨木になっているパロボラッチョ(Ceiba insignis )やボトルツリー(Brachychiton rupestris) など乾燥地の植物を中心に栽培をされていらっしゃいます。当館の乾燥地植物室の殆どの植物を学名のフルネームで話をされる専門家で、日本植物園協会の岩科司会長にも加わっていただき、80分ほどでしたが、植物三昧の世界でお寛ぎいただきました。

皆さまはどういった楽しみ方をされているでしょうか。マイスタイルでふんだんにお楽しみ下さい。

 

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