館長の部屋

スミレの魅力

2020.04.21

スミレは宿根草

例年なら4月にスミレ展がありますが、2020年は残念なことに開催できませんでした。

愛らしいスミレは、世界に400種、内80種余は日本原産です。その上に自然交雑種も見られます。スミレ属Violaは無論野生植物ですが、一般にビオラと言えば園芸品種の花壇などの材料を指しています。ヨーロッパの冷涼地原産の複数種が交配されています。本来は春の花ですが、秋に一輪でも咲かせると冬から春に連続で咲く性質があるので、寒い時期に咲き競う便利な花としても利用されています。しかも野生品も交配品も宿根草でご先祖はヨーロッパの出身です。

野の花としてのビオラを楽しまれているスミレ愛好会のメンバーは、会長の井上哲雄氏を中心に活動をされています。当館では1996年の第一回のスミレ展から続いています。スミレに関して、鉢植えにしていても、気づくと元の鉢の株は消え、違う場所で見られることがあります。エライオゾームという糖分付きの種子のために別の場所にアリによって運ばれるようです。外国産には安定的に育ってくれる種類が比較的豊富です。

参考までに添付のスミレの記事は『NHK趣味の園芸』2018年3月号に掲載したものの一部です。

スミレの写真と共に加えておきます。

ビオラ・スコルピウロイデス(Viola scorpiuroides)ギリシャのクレタ島など春~秋に乾燥する地域に分布する木本性のスミレ
ビオラ・カルカラタ(Viola carlcarata)はスイスアルプスの野草、
ツルスミレ/パンダスミレ(V.hederacea)はオーストラリ原産、ランナーでふえる

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