名誉館長の部屋

館長の交代

2021.04.07

この度、咲くやこの花館の館長を交代、名誉館長にとの運びになりました。館長在任期間中、いやそれ以前から多くの皆様のあたたかなサポートにより、人を育て植物を育てることから、展示会、催し物、広報活動と順調に管理運営を進めさせていただきました。

2017年10月咲くやこの花館で開催の日本ハンギングバスケット                                                         協会全国マスター会で演説をする城山豊理事(中央白いシャツ)

 

1990年、国際花と緑の博覧会が鶴見緑地で開催されるというので、そのメインパビリオンの立ち上げの手伝いをとの話が大阪市から舞い込みました。当時、淡路ファームパークの植物管理課長をしていましたが、花博3年前から大阪市の栽培管理職員に、花博に備えて、目に触れる機会の少ない植物などの勉強会を開き、開花調整、名札づくり、広報関係の資料作りと、作業を続けました。無事、大成功に花博は終わりました。その後、咲くやこの花館の管理運営が大阪市の直営から、外郭団体に移りました。そこで将来に備えて植物の分かる職員を雇用するので探せとの話が、咲くやこの花館の責任者から出てきました。「捜しましたが簡単ではないですよ!」と、するとその返事は「君でいいよ」・・・・・、我が子のように育ててきた施設を捨てて・・・・、相当に悩みましたが、淡路の施設が軌道に乗っていたので、新たなる挑戦に向かうことにしました。今、振り返ってみると、咲くやこの花館の立ち上げから34年もたってしまいました。2,3年前から後継者を捜しての話がありました。「1年後だったら」、30年以上助け合ってきたプランツマンが首を縦に振ってくれました。新館長の城山豊氏は、豊富な経験、そして植物に対する熱意は相当なもので、今までにない魅力をプラスしてもらえる、ありがたいと期待に胸を膨らませています。私の方は、アドバイザー的な役割ということで、出勤日は少ないですが、陰ながら支えていきたいと思います。職員が一団となり、時代の先を読み取り、ご来館いただいたみなさまに自然からの恵みやその大切なメッセージをお伝えしながら、くつろぎの場としてもお迎えできるように進めていきたいと思います。今後ともご支援をお願いいたします。有難うございました。

 城山氏、アマゾンで水生植物調査の際に撮影したオオオニバス、当館のパンフレットにも写真を提供してもらっていました。                                                        

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