2022.10.18
咲くやこの花館周辺にはアオサギ、コガモ、カワウ、オオバン、カルガモ、チョウゲンボウなど大きい目の鳥から、シジュウカラ、メジロ、コゲラなどの小鳥、そして温室内ではギャング的な存在のヒヨドリまで多種類の鳥と出会えます。最近では餌ほしさから、アオサギ、スズメまでが手渡しで魚など餌を貰いに来ることもあります。温室内で花を傷める鳥を、手の上の餌でよび捕獲、屋外に放したことも何度かあります。50年前、ロンドンの英国王立キュー植物園に留学の際、芝生で昼食をしているとヨーロッパシジュウカラ、イエスズメなどが手の上にのって餌を貰っており羨ましく思っていましたが、大阪でも近い状態になってきています。昔から、人よりヘビが怖いのか、ツバメだけではなく人の近くに巣をつくる鳥が見られます。町中の私の家の庭でも、人のよく通るアセビに3つ、シラカシに2つメジロの巣が見つかり忍者のような行動に驚かされたこともあります。ヘビを避けて家の壁につけた巣箱には、ヤマガラやシジュカラが子育てに利用、可愛らしい雛の声が伝わることもあります。ところで咲くやこの花館の温室内ではキジバトやヒヨドリが巣をつくることもあります。ヒヨドリはわらや枯草のほかによくビニールひもを絡めて巣をつくりますが、エアープランツの栽培されている近くの巣では、サルオガセモドキ(ティランジア・ウスノイデス)を巣に持ち帰り、趣味なのか絡められていました。