パナマソウ

大正昭和の紳士必須の夏のアイテムとして親しまれてきたパナマ帽、実はパナマではなくエクアドル原産のパナマソウの若い葉の繊維を主に利用しています。最近ではメキシコをはじめ中南米でも栽培されています。DNAによる分類ではタコノキに近縁とされています。当館では7月に花が咲く事が多いです。長さ20cm余りの肉状花序には糸状の不稔雄しべが目立ちますが,その奥に雌花や4枚の雄花が隠されています。不稔雄しべは一日たつと地面に落下します。咲き始めにバニラやミントに似た香りがあり、ゾウムシなどを誘い受粉を手伝わせます。その後果実が熟すと肉状花序とともに赤く染まり目立ちます。見頃の短い植物です、パナマソウが目的の場合は状況をお問い合わせ下さい。

Panama hat did not originate in Panama, but in Ecuador. Carludovica considered close relative of Pandanus. Male and female flowers are on the same plant. Weevils, coevolved plant-pollinator relationship, pollinate the flowers.

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